住宅ローンの団体信用保険が充実しているけど、乗り換えるべき?

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世界的なインフレにより、日本でも長期金利は上昇傾向にありますが、住宅ローンの変動金利のベースとなる短期金利は政策的に定位で抑えられています。住宅ローンも固定金利はじわじわと上がってきていますが、変動金利は限界ギリギリまで下がってきています。(2023年6月時点:ネット銀行で0.3%程度)
そんな中、各銀行は金利で差が出ないものですから、住宅ローンに付帯する「団体信用保険=団信」に力を入れています。ちょっと前までなら、死亡時に住宅ローン残高がゼロになるというスタンダードなものに、金利を0.2%上乗せすればガンと診断されたら残高がゼロになる「がん団信」というレベルでしたが、今は上乗せ金利なしでガンと診断されたら50%免除で、さらに就業不能時に毎月の返済が免除される保険が付帯されるケースがあります。
私は5年ほど前に0.6%の金利で住宅ローンを組みました。団信は8大疾病とかは書いてありますけど、8大疾病を原因に1年間にわたって従業不能状況が続いた場合に初めて残高がゼロとなるものです。その間はローンの支払いがありますので、大変な時に備えている保険とは言えそうにありません。(診断されて、これから闘病生活が始まる時には闘病期間中の返済は免除してほしいですよね。)
もしかしたら、団信が充実している商品に乗り換えした方が得なのではと思い、ざっくりとメリットが出るのか計算してみました!細かく計算するのは銀行の窓口でしてくれますが、そもそも検討の土台に乗るのかどうか迷っている方の参考になれば幸いです!
(※金利は全て変動の場合を想定しています。)

今借りているローンの情報

まずは、今借りているローンの情報を整理しましょう。必要な情報を下の表にまとめました。たった3項目です。それぞれ切り捨て、切り上げをしてください。簡単にかつ保守的に計算できりようにします。

残高3,100百万円 10万円以下切り捨て
金利0.53% 少数代3位切り捨て
残り期間29年 1年未満切上げ

借り換え先ローンの情報

金利が低く団信も充実しているものが条件です。検討時期によって変わってくると思いますが、メジャーなネット銀行で、相談窓口も充実している住信SBI銀行を例にします。

金利0.32%
団信がん診断時に残高50%
 3大疾病60日以上就業不能
or
所定の手術
残高50%
 8大疾病就業不能に返済免除
就業不能が12か月以上は残高ゼロ
 8大疾病以外3か月超の就業不能
24か月超で残高ゼロ
諸費用手数料2.2%
 印紙税20,000
 登録免許税0.4%
 司法書士報酬100,000

初期コストと金利メリットをラフに比較

乗り換える際に必要な費用は「乗り換え元」と「乗り換え先」でかかります。乗り換え元では、繰り上げ返済手数料ですが、これはそこまで高額にならないと思いますので、比較には含めません。
乗り換え先では上の表の「諸費用」に記載のものがかかります。その他にもあるかもしれませんが、ラフな試算ですので、これくらいで十分です。
残高が3,100万円の場合、0.1%は31,000円です。手数料は682,000円、登録免許税は124,000円、印紙税と司法書士報酬などを合わせると957,000円、ざっと100万円の費用がかかります!

これに対してメリット計算です。
今借りている住宅ローンが0.53%で借り換え先が0.32%なら、その差は0.2%です。
メリットはざっくり計算ですが、

(差:0.2%)×(残高:3,100万円)×(期間:29年)÷2=899,000円、ざっと90万円です。

実際にはこの計算式よりもメリットが出ます。エクセルでローン計算用の関数(PMTやPPMT)で計算したら102万円でした。

結論:比較的最近借りたローンで金利は安いが団信が充実していない場合は、乗り換え検討の価値あり!

試算をする前では、「絶対コスト負けするな」と思っていましたが、トントンの結果になりました。これをどう見るかは人それぞれですが、「少し面倒な手続きをするだけで、魅力的な保険に無料で入れる」と思えば、乗り換えをしても良いと思います!医療保険で入院日額5,000円の保険でも1,000~2,000円することを考えると、団信はかなり保障の厚い保険を、ほぼただで提供してくれていると言えるでしょう。
こんなに団信が充実してきたのは、ほんの2~3年前です。少し時期が異なるだけで、同じ銀行の商品でもだいぶバージョンアップされていますので、ぜひ調べてみてください!

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